みみずくDiary in China (だった)

中国留学からニッポンに帰国したみみずくによる普段着の徒然日記

難航中の転職活動と、ロックダウンについてのあれこれ

ブラック企業でパワハラを受け、心身壊したみみずくです。

実は、勤務先にしばらく休ませて欲しいと伝えたところ休職扱いになっており、休職発令書が来ています。

とはいえ、まともに給料はくれない、パワハラはする職場に戻る気はあまりなく、体調の良い時にはせっせと転職活動をしています。

 

ただ、時期が悪すぎる!!

 

コロナ禍で「事業見直しにより、求人取消し」なんてお知らせが来て、まったく手応えがないんです。

それでなくとも、いい歳で独身の、しかも(一応大学院出の)高学歴女性なので、日本では最も敬遠されますよ。

男性だったらまだ望みはあるんでしょうけどね~。

 

という訳で、コロナ禍を観察し、難航しつつも転職活動をしていてわかったのは、日本ってIT後進国過ぎて滅びるんだろうな、ということ。

一番驚いているのは、日本の各都市がロックダウンされて2カ月、ほとんどの学校が機能を果たしておらず、児童・生徒・学生の教育を受ける権利が侵害されているのに、無策だということです。

 

そしてそのことについて、大人や保護者達も何も言わないし、行動もしない(ように私には見えます)。

これって、間接的な子どもへの虐待だと思っています。

 

日本って少子化で、子どもを大事にしないといけないはずの国なのに、子どものことなんて誰も何も考えていないんじゃないか、と思えてしまうんですよね。

 

さて、私が長い時間を過ごした中国は、日本の皆さんに言うと信じてもらえないのですが、世界有数のIT先進国で、今や世界的IT企業の多くが中国に本社を置いています。

(テンセント、アリババ、Baidu、その他多くが中国発の企業です。)

 

残念ながら、現在世界で優勢なIT企業に、日本企業は名を連ねていません。

 

でもって、中国では老若男女がITを使いこなしているんですよね。

私が中国留学を始めた8年前も、既にペーパーレス化が進んでおり、講義のレジュメや資料はすべて、研究科共通のクラウド上に保存してあり、各自がDLして予習をして講義に行く、というスタイルが確立していました。

 

お年を召したベテラン教授陣も、PowerPointで講義資料を作り、Wordでレジュメを作り、クラウド上にアップされていました。

講義には、中国人学生は皆、Macを持ってきます。

ノートなんて取りません。

皆、講義の要点をキイボードに打ち込んでいきます。

重いPCを持って講義にくるのは、貧乏留学生の私くらいなものでした。

 

繰り返しますが、8年前でこれだったんです。

 

日本って、2020年の今でもペーパレス化すら進んでいませんよね?

 

話は戻って、ロックダウン下の学習・研究についてですが、もし、日本のIT環境と人々の合理的思想が少しでも中国に近ければ、ここまで学生たちを無策のまま放置することはあり得なかったと思います。

 

日本って、最新のテクノロジーや策について、「信用できない」と拒否反応を示し、使わない人が異常に多いように感じています。

 

その結果がこのロックダウン下の無策ぶりに如実に表れていると思います。

 

今、私は転職活動が難航しており、確かに苦しい状況にあります。

でも同時に、少しワクワクしている気持ちもあるんです。

 

絶対に、世界の常識は変わる。

そして、新しい発想が出来た人・企業のみ生き残る世界が来る。

 

その狭間にいることができているって、ある意味ラッキーだと思いませんか?

そして、逆に言うと、私の発想が活かせる場所も出てくると思うんです。

 

伸び伸びと新しい取り組みを始められる時が来るかもしれない。

 

そう考えて、苦しい中ではありますが、諦めずに転職活動をしていこうと思っています。