みみずくDiary in China (だった)

中国留学からニッポンに帰国したみみずくによる普段着の徒然日記

どんな人生にしたいか

過去に書いた記事シリーズ?第二弾。

これも、日本帰国直前の2018年5~6月頃に書いたもの。

ちょっと最後まで書ききれていない記事なんだけど、これを書いた当時も今も、日本の求職環境って全然変わってないなぁとびっくりするやら呆れるやらしたので、記念に公開してみる。

 

日本、変わってなさ過ぎてすごいね、ある意味。

 

 

帰国すると決めてから、色んな人から“勿体ない”と言っていただくのだけれど、私はそれが良くわからない。

  • 中国語話せるのに勿体ない
  • 英語話せるのに勿体ない
  • 立派な経歴があるのに勿体ない

etc...etc...

でも実のところ、それを活かせる場所がないのだから、“仕方がない”というのが正直なところだと思っている。

日本は超高齢化社会の割に、正社員として働くには年齢が物を言う。

若ければ若いほど良いのであって、出生率も低下して人数の少ない若者を、「あーだこーだ」値踏みして選り好みしているのが現状。

どの会社も、“社員教育”にかける余力なんて無いから、新卒なのに何でもできて、コミュ力高くて、文句言わずに長時間労働してくれるスーパーマン/レディを、安価で雇おうと必死。

ビジネスマナーも習得してて、常識もあって…って人は、大体35歳以上だから、日本の会社的には歳を取りすぎていて、完全にお呼びではない。

 

ここのところ、日本の会社相手に求職活動をしていての実感が以上。

でも実際のところ超高齢化社会なんだから、現在の定年60歳で考えても、アラフォー世代はまだ20年以上は働ける年齢なんだよね。

しかも恐らく、定年年齢はもっと上がる可能性が高い。

だったら、アラフォー世代もまだまだ採用の範疇に入れていい年齢でもあると思う。

きっと、周りとの兼ね合いとか、“日本らしい”事情でダメなんでしょうけれども。

 

で、私の場合もご多分に漏れず苦戦中だし、色々な人から「中国に残ればいいのに」と言っていただけるんだけど、私がどんな人生にしたいか、と考えた時に、やはり軸足は日本に置くべきかな、と考えている。

 

私は、普通の人と違って身寄りがない。

家族もいないし、高齢独身だし。

だから、いざという時に頼れるのは自分のみ。

で、いざという時に言葉や文化・習慣の異なる場所で助けてもらえるほどの人脈があって、それを利用できる環境にあるか、となった場合、素直に「ある」とは言い辛い。

どんなに親しくても、金銭的にも精神的にも負担を掛けたいとは思わない。

 

だったら、母国だし、急病とかでどうしようもない時、きちんと納税してどうどうと厄介になろうじゃないの、って考えたのだ。

日本国民の三大義務を果たして、真面目に生活しているなら、いざという時に救急車やレスキュー隊に助けてもらっても、そこまで咎められることはないだろう。