遭遇
昨晩の出来事だが、未だにショックが薄れないのでちょっと吐き出してみる。
(以下、害獣話につき、閲覧注意)
数年前から、
「寮内にネズミが出たので注意」
「殺鼠剤を撒くので、共用キッチンに物を置かないこと」
「殺鼠剤を撒いたので、食品管理に注意」
などという貼り紙が不定期にあり、実際に「ネズミ見た!」と言っている留学生の話も聞いていたのだが、私自身は見たことが無かったので、どこか他人事であった。
でも遂に、私も目にすることとなった。
昨晩(というか、日付はもう今日に変わっていたが)、共用洗い場で手を洗っていた時のこと。
ガサガサと音がしたので、寒くなったのにまだGがいるのかと恐怖していたら、何かが走る気配がしたので振り向くと…。
ネズ公が走り去る背中と尻尾が見えたんですわ…。( ;∀;)
生まれて初めてリアルに生きたネズミを見て、声にならない悲鳴を上げ、こけつまろびつ部屋に駆け戻ったのだが、
人間って本当に驚いたり恐怖を感じた時には、声って出ないもんなんだね…。
それから、部屋の中で物音(上の階の住人が立てる音がダイレクトに伝わってくる安普請)がするたびに、あのネズ公が部屋に侵入してきたんじゃないかと疑心暗鬼になり、全く眠れなかった。
そういえば一週間ほど前から、
「ネズミ撲滅キャンペーン実施計画」
と銘打った貼り紙が共用キッチンに貼ってあったのだけれど、具体的に殺鼠剤を撒くだとかの方法は一切記載がなかったので、何をして“ネズミ撲滅”を謀る気なのか、全く以て不明なんだよね…。
でも本当に、Gやらネズ公やら、一体どんな環境にいるんだよって話よね…。
これでも家賃はバカほど高いんだよ…。
その辺のお話は、また新しいカテゴリーでも作って書いてみようかと思う。
そして一番精神的にキタのは、
「ネズミを見ただけでなぜそんなに落ち込むの?俺の国なんて、そこら中をネズミが走り回っているよ!(^o^)/」
って、中央アジア出身の留学生に言われてしまったこと…。
そんな国から中国に来ると、そりゃ、中国が清潔な国に見えるよなぁ…!!
“世界一清潔”だと自他共に認める日本国から来ると、この国はどこを見ても不潔極まりない。
ナーバスにもなるってものよ。
何年経っても、慣れないものは慣れない。
まだまだ立ち直れそうにないけど、タフになろう。