みみずくDiary in China (だった)

中国留学からニッポンに帰国したみみずくによる普段着の徒然日記

何よりも重い

news.yahoo.co.jp

 

上記より引用

地域にもたらされた前向きな変化は、学生たちに「自分たちで社会を変えることができる」という自信を育む。それは、共産党が一党支配する中国では日本とは異なる重みを持つ。

 

これ、日本で暮らしている方には、あまりピンと来ないかも知れない。

でも、ここで暮らしたことのある方には、何より重く響くと思う。

悲しいニュース

今、ネットニュースを見ていて思わず「えっ?!」と、実際に声が出てしまった。

www.hochi.co.jp

女優の野際陽子さんがお亡くなりになったそうだ。

自分でも予想外のことなのだが、とてもショックを受けている。

 

野際さんは私が物心ついた時にはもう、元夫の千葉真一さんと“おしどり夫婦”として知られていた。

JRグループの夫婦をターゲットとしたグリーン車チケット、フルムーンのCMキャラクターも当時のご夫婦で務めていらしたと思う。

だからこそ、94年に離婚を発表された時にはとても驚いた。

離婚後も以前と変わらず活躍され、深夜ドラマだった「TRICK」で仲間由紀恵さんと親子役をされていたのを、毎週楽しみに見ていた。

野際さんの代表作とされるものはそれこそ山のようにあると思うが、ドラマ化された「ガラスの仮面」の月影先生役は、漫画からそのまま抜け出してきたのではないか、と思えるほどのはまり役であったと思う。

 

全然関係ないけれど、大学時代の同級生に「樹里ちゃん」がいた。

エキセントリックで愉快な彼女は、

「私の名前、千葉真一さんと野際陽子さんの子どもの名前から付けられたんだ~」

と言っていて、初めて野際さんに娘さんがいらっしゃること、そして名前が「樹里」さんであることを知った。

脱線するけど、同級生だった樹里ちゃん、元気かな…。

 

また、私も大好きな番組「徹子の部屋」に度々出演されては、旧知の仲の黒柳徹子さんと楽しいトークをされていて、アナウンサー時代の話、パリ留学時代の話をされていたのも印象深い。

つい最近も、ドラマに出演されていたと聞いている。

 

最後まで現役女優のまま旅立たれた野際陽子さんのご冥福をお祈り申し上げます。

たくさんの、「ありがとう」

昨晩、眠りに就こうかとベッドに入り、いつもの悪い癖でスマホでニュースを見ていて衝撃を受けた。

「浅田真央選手、引退」

眠気も吹き飛んで、本当なのだろうか、誤報ではあるまいかとネットの波を掻き分けてみるもどうやら本当らしいとわかり、きっと多くの人々も同じであったように眠れなくなってしまった。

www.nikkansports.com

私が一番最初に浅田真央選手を認識したのは、彼女が15歳の若さでフィギュアスケート全日本選手権優勝を果たした時だ。

軽々とトリプルアクセルを跳んで全日本選手権で優勝したものの、年齢規定でトリノ五輪への出場条件を満たしていないため、浅田選手は出場が叶わないことをニュースで知った。

当然、マスコミが押しかけて浅田選手にインタビューをし、何とか言質となる言葉を彼女から引き出そうとしていたけれど、あどけない顔で

「(五輪出場に関する年齢規定自体を)知らなかったので、(トリノ五輪に)出られなくても特に何とも思いません」(大意)

ときっぱりと答えていて、きっとこの選手は相当メンタルが強いに相違ない、と思った。

 

その後ほどなくして、TVCMでよく見かけるようになった。

一番印象に残っているのは、(今は亡き)NECのノートパソコンValue StarのCMだ。

「浅田真央、15歳です」

とあどけない笑顔で名乗った後、当時の彼女の代名詞のひとつであった、片手ビールマンスピンを氷上でクルクルと決め、それを見た玉木宏さんと現在は国会議員である山本太郎氏が

「カワイイ!」

と顔を見合わせる、というような内容であったと思う。

 

長い手足に整った顔立ちと、外見にも恵まれた浅田選手は、おっとりとした性格も相まって

「カワイイ」

と評されることが多かったように思う。

私はスポーツのことは全くわからないけれど、それでも、浅田選手が「カワイイ」だけの選手でないことは明らかだったように思う。

 

まず挙げられるのは、メンタルの強さだ。

採点方法が度々改定され、難易度の高いジャンプを跳んでも成功しない限り点数に反映されなくなった。ジャンプ失敗時のリスクを減らすため、高得点を狙える無難なプログラムに変更するよう内外の批判を受けたときでも、一貫して自身の美学である「難易度の高いジャンプを完璧に跳ぶこと」を貫き、実際に世界の大舞台で成功させてきた。

ライバルと目される外国人選手と常に比較され、「浅田選手には“色気”が足りない」などと、よくわからない日本の年配タレントたちの、全く以て的外れかつ下品な批判を受けても、何ら臆することがなかった。

ライバル選手の疑惑の判定を受け、マスコミが浅田選手から言質を引き出そうといくらインタビューしても、「判定は判定です」との姿勢を崩すことはなかった。

私生活で肉親の不幸を経験し、マスコミに追い回され、失言を引き出そうといくら粘着されても、決して他人を責めることは口にせず、すべての結果は自身の責任であると答え続けていた。

 

次に上げられるのは、素人目に見ても美しいスケーティングとポジショニングの正確さだと思う。

恐らく、浅田選手の身体の柔軟性はバレエダンサー並(或いはそれ以上の)ものがあるのではないかと思う。

だからこそ、誰が見ても美しく、他の選手からも「お手本」と言われるほどの演技で人々を魅了しているのだと思う。

 

また、親しみやすい人格から、日本中の人々を始め、世界中の人々に愛される選手であったと思う。

浅田選手が試合に出るとなると、TVの前で手に汗握って応援し、演技に夢中で見入った人も少なくはあるまい。

もうほとんど、「親戚の子」という感覚で、感情移入しつつつい応援したくなる、それが浅田選手の魅力でもあるように思う。

 

浅田選手のことは、知れば知るほど世界中の誰もが好感を持つ、稀有な存在であったと思う。

それは、このように一貫して潔く、清潔で高尚な競技姿勢と人格にもあると思う。

 

印象深かった、

「浅田真央、15歳です」

のTVCMからたった11年。もう11年。

浅田選手は現役引退を表明したけれど、浅田選手が世界中のスケーターに尊敬され、世界中の人々を魅了し続けている稀代のスケーターであることは、これからも変わらない。

 

なかなか通えなかったであろう大学を卒業するのも良し、大学にこだわらなくとも、指導者や解説者の道に進むも良し、これからも浅田真央さんを好きであり続けることは、私も多くの人々同様、変わらない。

 

浅田真央選手には、たくさんの「ありがとう」の言葉を贈りたい。

意外な税率


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よく、

「中国って、物価も税金も日本より安いんでしょう?」

と聞かれるんだけど、全くそんなことはない。

物価なんてモノによっては日本以上に高いから、知らずに来た旅行者が文句タラタラ…ってことは案外知られていない事実。

加えて、まさかと思われる方もいらっしゃるかもしれないが、こちらの税率は意外と高くて、日本の2倍以上。

これ、日本ではあまり知られていない(かも知れない)ミニ情報。

【重要】中国入国時の指紋採取始まる!

長期滞在者向けの、在中国日本国総領事館が発行しているメールマガジンを購読しているのだが、受け取って衝撃を受けたので、もしまだご存知ない方がいらしたらと思い情報共有。

2017年2月10日より、まず深圳を皮切りに中国入国時に指紋を採取されることが9日に発表された。

深圳以外の地域については、順次開始される予定。詳細は、在中国日本国大使館のHP参照。

http://www.cn.emb-japan.go.jp/consular_j/joho170209_j.htm

 

何が驚いたかって、指紋採取開始の前日に発表があったことだ。

さすが、非民主の国は凄い。

個人的には、この発表に「遂に来たか…」と些か緊張している。

外国人の自由も、恐らくどんどんと制限されて行くのではないかと大変憂慮している。

中国国内では、VPNの技術提供禁止も発表されたし、日本の報道によれば、中国出張中に日本の家族と連絡が取れなくなっている在日中国人も複数名いる。

上記URLの内容をお読みいただければわかるのだが、この国は、世界的に保障されている例の権利に関してはいまだ認めないし、逆に規制をより強める方向に動いているのに、「指紋採取」だけは“国際的に行われているから”と実施するのだ。

ダブルスタンダードがまかり通っている国ではあるけれど、いざ自分に降りかかる問題となると、やはり怖さの方が先に来る。

 

私は民主国家に生まれて、民主的な教育を受けて育った、民主的な人間だ。

この国独特の規制と管理・制限に、いつまで耐えられるだろうか。

 

早く切り上げなければならないと感じている。

気になる記事置き場-人権関連 (※随時更新)

気になった記事をただ置いておく。それだけ。(更新順:↑新↓旧)

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