「悩み」の定義
「悩みは特にない」
そう言うと、大抵は「嘘でしょ」とか「まさか」、はたまた「羨ましい」などとよく言われるが、実は私には「悩み」の定義が明確でないから冒頭の回答になる。
「悩み」とは
「悩み」を手元にあった電子辞書(デジタル大辞泉)で引いてみると、
(1)思いわずらうこと。心の苦しみ。
(2)やまい。病気。
とある。
(1)を「悩み」の定義とする場合、恐らく何か生じた事柄に対してその原因や結果などを“思いわずら”ったりするのだろう。
そして生じた問題や困難な状況の解決・打開方法がわからず“心の苦しみ”となるのだろう。
この場合、私には当てはまらない。
何か生じた事柄に対して、私はあまり執着しない。
変なところで中国人化してしまっているのか、何か生じてもその原因を含め「仕方がない」と思ってしまう。
また、生じた問題などについても、解決・打開方法は常に自分の中にある。要は、それを実行するか否かは自分次第なのである。勇気や気力、根気がなくてその方法を実行できない場合も、それが自分の選んだことであると思っている。だから、“心の苦しみ”とはならない。
(2)を定義とする場合、幸いなことに健康で過ごすことができている。本当にお陰様で生きている。
という訳で、冒頭に戻って「悩みはない」という結論に至る。
…とは言え、便宜上、「悩み多き」日々を送っている、と頻繁に言ったり書いたりはしているのであるが。