“Claim”と“言い掛かり”
日本にいる友達とテキストチャットや音声チャットをしていて、戸惑うことが以前よりも増えてきた。
例えば私が、
「中国を始め、日本国内外のホテルに泊まって、部屋の臭いが酷かったり部屋の備品が壊れていたら、フロントに電話して部屋を換えてもらうか、備品を換えてもらう」
と言った時のこと。
友人が
「え~?!みみずくってクレーマーだったんだ~!」
と言ってきて、心底Why? Japanese People??!!と思ってしまった。
私の要求は、宿泊者の当然の権利としての要求である。
私の支払う宿泊料金に対して、ホテル側は相応の部屋とサービスを提供しなければならない。
部屋中に下水の臭いが充満していたり、ドライヤーや電気ポットが壊れていて使い物にならないなどといった事象が生じた場合、ホテル側は宿泊料金に見合っていない部屋を宿泊者に提供してしまったという過失が起きたことになる。
その場合、ホテル側に、快適に宿泊できる代替部屋もしくは備品を用意するよう要求するのは、宿泊者の当然の権利である。
しかし、ホテル側の過失に対して、必要以上に要求するのは、当然クレームとなる。
例えば、上記のホテル側の過失に対して、「部屋のグレードを1ランク上げよ」と要求するのは、元々支払った宿泊料金以上の要求となり、過剰要求となる。
…日本人ってさぁ、いつの間に「Claim」(当然の権利としての要求)と、「言い掛かり」を混同するようになったの??????
生じた過失に対して損失を被っても、じっと我慢しなくちゃいけないの???
支払った対価には、それ相応のサプライがあって然るべきなんじゃないの???
私はれっきとした日本人だけれども、時々日本人の習慣(?)を全く理解できないことがある。
上記と関連して、私は日本の過剰サービスが好きではない。
コンビニはコンビニ店員さんの、ファミレスはファミレス店員さんの時給に見合ったサービスが受けられればいい。
例えば、時給1,000円で働いていらっしゃるファミレス店員さん(福利厚生なし)と、月給25万円で働いているレストランの正社員ウェイターさん(福利厚生あり)から受けるサービスには、当然差があるべきなのだ。
私は、ファミレス店員さんから高級レストラン並みのサービスは受けなくていい。
だって、上質なサービスを受けたかったら、それ相応の高級レストランに行けばいいだけの話なんだし。
日本人って、色々なものやサービスをタダで享受できると思い込んでるからか、「自分がそれを受けるに相応しい人物か否か」というところに極めて鈍感であるように思う。
スーパーやファミレス、コンビニで些細なことでギャアギャア騒いでいるアナタ、あなたのことですよ!
自戒をも込めて、以上、海外からWhy???Japanese People???!!!と思った出来事でありました。