「不食」という選択
少し前、日本のネットニュースを見ていて知ったのが、俳優の榎木孝明氏が、「不食」を30日間実行した、という記事である。
恐らく、ご存知の方も少なくないと思うが、日本人が一日に3食食べるようになったのは、江戸時代中期以降(諸説あり)と言われており、それまで、一日1~2食が普通であったという。
また、古来は日本でも農耕の傍ら肉も食べていたとされているが、時代が下がるにつれて為政者より肉食を禁じられ、再び肉を食べるようになったのは、文明開化の頃だという。
ということは、食事を一日3食とるようになったのも、肉食をするようになったのも、たかだかここ数百年来の習慣、ということになる。
人類の長い歴史を思えば、かなり新しい習慣といえる。
私を含め、現代人は食べ過ぎていると思う。
飽食のこの時代、「不食」という選択肢も、“無し”ではないな、というのが、私個人の率直な感想である。
ただ、顔も個々人で違うように、体質も千差万別で、向き不向きがあろうと思う。
まずは自分の体質を見極め、場合によっては専門家の意見も仰ぎつつ、個人の責任において実行するのも、悪くはないな、と思っている。
あ、いや、きちんと遂行できるかどうかは、また別問題だとは思うよ。(´艸`*)