人助けをしたら一日終わった話と、中国携帯最新事情
今日、用事があって留学生を一括管理している別キャンパスに行き、ついでに知り合いの先生に挨拶していこうとオフィスに向かったら、生憎その先生は不在であった。
しかし、その隣のオフィスの先生が「君、確か日本人学生だったよね?!」と声を掛けて来られたので、「そうですよ~」と答えたところ、「ここにも昨日来たばかりの日本人学生がいるから、ちょっと話していきなよ」と言われたので話し始めたのがちょうどお昼過ぎ。
気付けば、20時近くになってやっと寮に戻ってきた。( ゚Д゚)
だってだって、昨日中国に生まれて初めてやって来て、ネットも電話も持っていない、中国に知り合いがひとりもいない若い女の子に、「じゃ、私はこれで!」ってすぐに別れてそれっきりってこと、あなたには出来る???!!!出来っこないよね???!!!
私にもできなかった。
話してみると、昨日中国に着いたはいいが、携帯電話をどこで買うのか、どうやって契約するのか、はたまた公共交通機関に乗るためのカードをどこで作ればいいのか、何もかもがわからないと言う。
しかも、何もかもがない状態なので、無事に着いたと家族と連絡を取りたいが、それさえできていないという。
私の携帯は残念ながら国際電話が掛けられないので、まずは私のスマホでご家族にメールを出してもらった。(この時ほど、スマホにして良かったと思ったことはない。)
彼女の場合、言葉はさほど問題はないようだったが、最低限の生活をするためのものを、ここでは自分で何とかするしかない。しかし、その入手手段と経路がわからなかったら、もうお手上げである。
そこで、持ち前のお節介精神がムクムクと湧いて出て、交通カードを一緒に作りに行き、ついでに周辺の観光スポットを案内し、彼女が所望する、スマホではないシンプルな携帯電話を一緒に探しに行って購入し、同時にSIMカードも購入し、国際電話を掛けるための手続きを済ませ、またどのようにして国際電話を掛けるのかカスタマーセンターに問合せをし、その場で日本のご家族に国際電話を掛けてもらった。
話を伺ったところ、彼女はひとり娘さんで、初めての大陸留学だという。ご両親のご心配は如何ばかりかと、今日初めて会ったばかりの私でさえ胸が痛くなった。
私は今まで、中国で、日本で、そして旅先の海外で、中国人、日本人、その国の現地の方々など、人種を問わず、たくさんの方の無償の親切に助けられてここまで来た。
困った時にいつも助けてくれる友人たち、そして名も知らぬ方々の親切がなかったら、ここまで来られなかったと思う。
いつもは行かない別キャンパスに行ったこと、知り合いの先生についでに挨拶しようと思ったこと、たまたま隣のオフィスの先生から声を掛けていただいたこと、すべてが見えざる手による導きで彼女と知り合ったとしか、思いようがない。
今日こそ、今まで受けたたくさんのご恩を少しだけでも返せるのではないか。
確かに半日掛かりの大変な用事ではあったが、彼女のお手伝いができて、本当に良かったと思う。
彼女が中国に慣れたあと、また他の誰かに親切をつないでいってくれるといいな、な~んて偉そうにも思った、ある金曜日の出来事であった。(*‘∀‘)
*****尚、今日分かった中国携帯最新情報*****
中国移動(China Mobile)の場合、携帯月額基本料金は、最低9元(約170円)/1ヶ月から。
上記のプランには、ショートメールパック料金・ネット接続料等は一切含まれない。
よって、使った分だけショートメール料金とネット接続料、通話料等を支払う。
番号費は、100元。
(内20元は手続き費。残り80元が通話料に充てられる。上記のショートメール料金やネット接続料等も、まずはこの80元から引かれていく。)
また、上記プランは国際電話の受信はできるが、出電はできないので、別途手続きをする必要がある。
手続きの際には保証金が必要となるが、その金額は通信会社や使用状況、契約地方によって異なるらしいので、要問合せ。
(大体、50元(約950円)かららしいが、契約する地方によっても変わるらしい。)
中国で電話番号を買って、その電話番号を海外に持って行って使用することも可能だが、その場合の保証金は1,200元(約2万3千円)。
しかし、旅行でこちらに来られる方には、一番シンプルな月額基本料金9元のプランを契約して、その都度その都度、使った分の通話料とショートメール料金を払った方がお得だと思う。
ちなみに、契約する地方や通信会社によっても違うらしいが、中国移動(China Mobile)の上記月額基本料9元(約170円)/1ヶ月プランの場合、
- 通話料は中国国内同一省内かつ同一市内0.15元(約3円)/1分間から
- 国際電話は0.6元(約11.4円)/1分間(日本宛)から
- ショートメールは0.1元(約2円)/1通(中国国内番号宛)から
だそうだ。
契約の際には、外国人の場合パスポートが必要。
今日分かったのだが、中国移動(China Mobile)の場合、中心街にあるその街一番の規模の営業所に行くと、バイリンガル窓口サービスがある。
私は中国語のみで済ませてしまったが、英語(または、地方によって他の言語でも)対応可能らしいので、これは旅行者にも嬉しいサービスだと思う。
こちらに旅行で来られる場合、携帯電話はシンプル(インターネット使用不可)機能のものをこちらで買われてもいいと思う。
日本人にもおなじみのブランド、NOKIAが今でもシンプル機能の携帯を大陸内で販売していて、大体200元(約3,800円)弱で入手可能。诺基亚 1050 - 微软 - 中国
大きな営業所に行けば、その場で携帯電話機本体と携帯電話番号を一度に購入できる。
以上、今日判明した中国携帯最新情報であります。