みみずくDiary in China (だった)

中国留学からニッポンに帰国したみみずくによる普段着の徒然日記

2014紅白歌合戦まとめ

ざっくりまとめる。

前半戦ハイライト

オープニングの徹子さんとタモリさんに驚く。ええ~?!めっちゃイイ感じ!このお二方の司会で紅白見てみたい!!

来年あたり、あ、もう今年だ!どうすか?!

一曲目をはじめほとんど知らないグループ・歌で、浦島太郎状態。

お茶の間のご年配の方も私と同じように感じていらっしゃるのかなぁなどと思う。

しかし、若い女の子・男の子のグループは可愛いね~。自分自身がBBAなので、すっかり親のような目線で見てしまう。

知らないながらも、元気いっぱいに歌って踊る姿は、見ているこっちも楽しい気分になる。きっとお茶の間のご年配の方も私と同じように…(以下略)。

とはいえ、妖怪関係はわからない。今、日本で人気のアニメなのかな?きっとお子さまたちはTV見ながら踊ったのかもね。

ポルノグラフィティの滑舌

郷ひろみさんも相変わらずパワフルだったわ。この方、おいくつなのかしら?声量もあるし、ダンスも切れが良かった。ベテラン歌手の方って凄いな。

あと、演歌の方が登場すると「紅白」って感じがして場が締まるなぁなどと思う。ステージも華やかで楽しいし。

前半戦で私が印象に残ったのは、ポルノグラフィティ。安定の滑舌の良さ。字幕見なくても歌詞が伝わるってすごいなぁ。発声がいいから言葉が伝わりやすいのかな。

歌を唄いながら言葉を伝えるって想像以上に難しいことだと思うから、ただただ感心。

細川たかしさんのステージは、老若男女盛り上がれていいなぁと思った。パッと明るい感じが、年末気分にピッタリだった。

天童よしみさんの歌う『やっぱ好きやねん』も良かった。グッと来たわ。たかじんさん亡くなったんだな、としみじみ感じた。

嵐のデビュー曲も懐かしかったわ。あの振り付け、真似したけどできなかったな~。

坂本冬美さんのステージも、景気が良くてよかった。応援ダンスのももクロも、元気いっぱいで良かった。

V6が初出場だというのにびっくり。でも今年はジャニーズのグループいっぱい出てたな。『WAになっておどろう』も懐かしかった~。坂本さんって歌お上手なんですね。歌い出しの音が安定していて、素晴らしかった。

後半戦ハイライト

Let It Go、薬師丸ひろ子さんと中島みゆきさん!

NHK朝の連続テレビ小説「花子とアン」の小劇からの、吉高さんの「みんな暇なの?」に衝撃を受ける。

パフュームは曲がキャッチ―で耳に残った。振り付けも可愛い。海外で人気なのもうなづけるわ。女の子が3人でくるくるひゅるひゅる踊る姿は、確かに凄くカワイイ!日本独特の“カワイイ”の感覚だわ。

ゴールデンボンバー、身体張って盛り上げてた。皆が楽しんでる雰囲気が良かった。

それから、神田沙也加ちゃんの『生まれてはじめて』、すごく緊張しているのが伝わってきた。きっと、あのイディナ・メンゼルさんとのデュエットだからだと思う。

当のイディナ・メンゼルさんの歌う『Let It Go』は、さすがの歌唱力と迫力だった。

過去記事でも触れているけど、私はこの曲が好き。それにしても、ブロードウェイスターの歌唱力と表現力ってやはり違う。心が震えたよ。

解き放つ - みみずくDiary in China

 

SMAPメドレーの『世界に一つだけの花』、仲居くんの歌い出しのソロパートが意外にも(失礼!)良かった。頑張ってたな。

薬師丸ひろ子さんって、意外にも初出場なんだ!去年のあまちゃんメドレーも良かったな。私は、薬師丸さんの歌声がとても好き。声質も発声も、とても心地良い。

とタイピングして、ファミマで買ったチョコブラウニーを食べたら、硬すぎてプラスプーンが折れたわ。

あんな風に、構えず素直にスッと発声できたらいいなぁと思う。歌詞もいいなぁ。

ああ時の河を渡る船に
オールはない 流されてく

時を河に例えるのが素敵。運命に抗えないのが“流されてく”という短い言葉に凝縮されている。

行かないで そばにいて
おとなしくしてるから

ここでは、切ない女性の心情がズンと伝わってくる。曲調と薬師丸さんの歌声との相乗効果で、ドラマティックに仕上がっていた。

そして今回の紅白で私が最も気に入った曲が、中島みゆきさんの歌う『麦の唄』

冒頭の

なつかしい人々 なつかしい風景
その総てと離れても あなたと歩きたい

ここでもうグッと来た。そして続く

麦に翼はなくても 歌に翼があるのなら
伝えておくれ故郷へ ここで生きてゆくと

でもう堪え切れずに涙が出た。故郷を離れて暮らしている人すべてに響いたんじゃないだろうか。私は海外にいるからか、特に心にズシンと堪えた。極めつけは

生まれた国 育つ国 愛する人の国

ここで涙腺崩壊だった。いや、私には愛する人はいないんだけどさ。ここにも、どこにも。多分、曲も歌詞も中島さんの歌声も、すべてが今の私のセンチメンタルな感情に合ったんだと思う。

美輪明宏さん、いつもの歌唱法と所作で最早ひとつの形式美を築いていらっしゃった。曲のエンディングでライトに照らされ、紙吹雪をあびながら手を合わせる美輪さんを見て、「あ~、そういえば天草四郎の生まれ変わりだったわ!」と思い出したのは、私だけじゃあるまい。

サザン、1曲目の『ピースとハイライト』は申し訳ないけど公共放送NHKの紅白で、しかも年末には聞きたくない曲だったわ。変な政治的思想の入った曲じゃなくて、もっといい曲いっぱいあるじゃん。31年ぶり(だったかな)の出演なのに選曲のせいで妙に安っぽくなっちゃって、一気にしらけちゃったよ。ファンの方、申し訳ありません。

大トリの聖子ちゃんは、往年の歌い方じゃなくてアレンジしていたのが残念だった。緊張していらしたのか、音も不安定でいつもの感じではなかった気がする。

そういえば、娘の沙也加ちゃんが「母は本当に凄い。発声練習しなくても、声が出て歌える。でも私はダメだから、練習しなくちゃ」とTVで言っていたのを覚えている。聖子ちゃんは天性の歌の上手さで、沙也加ちゃんは努力の人なんだね。親子でも違うものなんだな。

 

とまあ、私の超個人的2014紅白歌合戦は、紅組勝利で終了いたしました。