みみずくDiary in China

中国留学中のみみずくによる普段着のChina徒然日記

新年快乐!

本日2018年2月16日は、中華圏の旧正月(元日)に当たる。

そうなのだ。

中華圏は、今日ようやく年明けしたのだ。

何度も書いているけど、毎年新年を迎える日が変動するのは、どうにも慣れない。(;´Д`)

 

私がこちらに来た一年目は、名物の爆竹の音がどこからでも聞こえてきて、大晦日(除夕)から元日まで、一日中うるさくてたまらなかった。

しかし、PM2.5による大気汚染問題が国内でも報道されるようになり、数年前から旧正月の爆竹が禁止され、大変静かな元旦を迎えている。

 

これからわかること。

それは、

「中国人に何かを止めさせたいなら、マナーや個人の良心に訴えても無駄、罰則を作れ

だと思う。

 

爆竹禁止だって、違反すれば罰金刑だ。だからみんな守るのであって、決して“環境に配慮して”爆竹を止めたのではない。

 

さて、私はといえば、ここで書くことでもないかな、とも思うけど、実はずっと臥せっている。

元々は酷い風邪を引いたのが発端だったのだが、それが喘息に移行して、もうそりゃあしんどいのなんの。( ;∀;)

とはいえ、ひとり暮らしだから、当然だが私以外誰も私の面倒を見てくれない。

溜まる洗濯物と部屋のホコリを横目に、ゼイゼイ・ヒューヒューとのたうち回り、日本から持ってきた吸入薬(何と1年以上前に期限切れ!)が効いたかな(多分気のせい)という頃合いを見計らって、ヨロヨロと家事をこなし、またのたうち回る、という日々。(-_-;)

 

しかし、春節(旧正月のこと)期間中は、ほとんどの商店やレストランが1週間以上(長いところは約1ヶ月)閉まってしまう。

これは、田舎から都市部に出てきて働いている経営者や従業員がゴッソリ帰郷してしまい、都市部ほど人口が少なくなってしまい、働き手がいなくなるからだ。

中国の伝統的価値観では、旧正月は一家団欒をして過ごす、重要な行事である。

だから、この日のために皆必死で働き、都会で稼いだお金とお土産を山のように携えて、田舎に帰って団欒するのだ。

 

私の住む街とて例外ではなく、こちらの大晦日イブに、春節期間中に餓死しては困る、と酷い倦怠感で元気も何もない身体に鞭打って、市場に野菜を買いに出た。

春節前の都市部の静寂さは、いつもの中国とは全く違った表情を見せるので、実は私は大好きだ。

 

いつもは高級車で溢れ返って混雑し、四六時中クラクションの音が鳴り響いている道路も、車の数がぐっと5分の1ほどに減り、道路がいつもより広く見える。

クラクションの音もほとんど聞こえないので、街の静けさがより一層際立つ。

いつもは賑やかな音楽と呼び込みの録音音声をけたたましく延々繰り返し流している道路脇の店先も、大体がシャッターが下りていて、静まり返っている。

シャッター街と化してしまった通りを歩きつつ、普段は意識していなかったけど、シャッターの下りている店の数以上に、田舎から出て来て働いている人がいるんだな、と再認識する。

ほぼ全ての店は閉まっているが、例外が一部の外資系飲食チェーン店とコンビニ、中国の回教徒(ムスリム)経営のレストラン、そして薬局である。

日本のように国民皆保険制度がない中国では、病院にかかるのにも金銭的な敷居が高い人が多い。

よって、春節期間でも薬局だけは営業していたりする。

 

がらんとした、中国とは思えないほどひと気のない道を歩いていていつも思うのは、「これが正常」だということ。

日本のように、1年365日一週間24時間、誰かが無理して常にどこかで働いているなんて、そっちの方が異常なんだ。

休む時は休むべきで、個人のささやかな不便よりも、休むという大きな全体の利益を取るべきなんだよね。

中国は、日本よりもずっと労働者の権利を保護・保障している。

ちなみに中国では、法定休暇中(春節の場合は、除夕から計7日間)に出勤しなければならない場合、雇用主は被雇用者に通常の上乗せ賃金を支払わなければならない、という規則がある。

だから最近では、恋人もいないし、田舎に帰っても親族の「結婚しろ」攻撃をかわすのが憂鬱だという若者が、お金もたくさんもらえるし、と春節期間中にわざわざ出勤する方を選んだりしているそうな。(^▽^;)

日本って法治国家なのに、労働基準法だけは遵守しなくても誰も罰せられない。

労働者が割を食っても、誰も文句を言わない。労働者の権利が軽視されても、それが当然と化している。

これって、やっぱりどう考えても異常なんだよ。

 

そんなことを考えつつ、市場(といってもビルの1フロアにある)に到着。

ビルの1階にあるスーパーは早々に閉店していた。

市場に続く階段を上ると、想像通り、ほとんどのシマが店じまいしていた。

数少ない、野菜を並べているシマを渡り歩き、十日分ほどの野菜を買いこむ。

青梗菜を吟味しながら、「春節前だから、野菜も新鮮なのがなくて良いのを選べないわね」などと居合わせた女性と会話を交わす。

山ほどの野菜を抱えて、またひと気のない道をヨロヨロと歩いて引き返し、宿舎に戻った。

 

大晦日(昨日)は、例年と同じく、大学主催の「大晦日晩餐会」に出席する。

oyasumimizuku.hatenablog.com

 

今年は例年より出席学生が多かった。

私の住む寮も、今年は帰国せず中国に留まっている学生が、ここ数年来で最も多い。

私の住む階に限って言えば、帰国した学生は1割もいない。

これは恐らく、中国に留学してくるムスリム学生が増えたからだと予測している。

言うまでもなく、ムスリムは「イスラム暦」で生活しているので、新暦のお正月も、旧暦の旧正月とも無縁である。

今年の場合、印パ系のムスリム学生が、大音量であの誰もが予想する、“インドっぽい”音楽を鳴らして踊りまくっていたわ。(´艸`*)

それはそれで、面白かったけど。

 

大晦日晩餐会後、多くの学生は街に繰り出してカウントダウンパーティーなんかに勤しむらしいけど、私はそんな元気もなければ興味もない。

速攻で寮に戻ったら、洗濯とシャワーを済ませてベッドでゴロゴロ。

あ、妙に律儀な私なので、ちゃんと新品の下着を身に付けて、春節用の中国紅色のヒートテックの上下着て寝たよ!!('ω')ノ

 

そして、今朝8時過ぎ頃起床したけど、寮内はまだ寝静まっていて、それもまた心地良かった。

きっとみんな、まだ寝ているのかな。

お昼を過ぎた、午後の今現在においても、寮内にはほとんど人の気配がしない。

 

という訳で、今年の春節もいつものように過ぎていっている。

 

中華圏でお過ごしの皆さま、新年快乐!

そして、中華圏でお過ごしでない皆さまも、今日からまた新しく気持ちを切り替えて、今年も良い一年にいたしましょう。٩( ''ω'' )و