ネイルサロン体験記
もう約ひと月前の出来事になってしまうが、ネイルサロンに行ってきたので、もう記憶も朧げになって来ているのだが、簡単に紹介したい。
私が行きつけにしているサロンは、以前、グルーポンで安く出ていたクーポンを使って行ってみたところ予想外に仕上がりが良かったので、以降、会員になっているところだ。
会員料の支払い法など、中国ならではのフレキシブルさについて、詳しくは過去記事参照。↓↓↓
実は、前回(記憶が確かなら昨秋)ネイルをしてから相当長い間、裸爪でいたのだが、ネイリストをされている方より、「ネイルを施していた方が乾燥対策に良い」とご親切にもコメント欄で教えていただいて、なるほど!とネイルサロンの予約を取った次第だ。
ちなみに、私の手は(も!!)本当に不細工で、爪は形も幅広で変だし、もろく、すぐに折れてしまう。
指は節が目立ってゴツゴツとしていて、誰が見ても「あらら…(お察し)」という、超残念な形状をしている。
それでも、少しでも綺麗な指先を目指して、いざ、寮から徒歩10分ほどのところにあるサロンへ!!
私の行きつけのサロンの様子は、こんな感じ。
中国の物件はどこもそうなのだが、このサロンも私の住む寮も、天井が日本と比べ物にならないほど高くて、開放感がある。
写真にすると若干違って見えてしまうが、ティファニーブルーを基調としたお洒落で清潔感のある内装で、私が予約を取った時間が平日昼間だったためか、オフィスビルの1階にあるサロンは、がらんとしていた。
ちなみに、やはり週末ともなれば予約でいっぱいになるので、私はなるべく混雑しない平日昼間に予約をお願いするようにしている。
ちなみに、今の時期は旧正月前の、中国の年末。
ネイルサロンはどこも予約でいっぱいで、ネイリストさんは一年で最も忙しい時期だそうだ。
手前に写っている、ピンクのシェル型のものはUVライト。手を入れると、泡が弾ける「ぷくぷく」という音がして、とっても可愛い。(・´з`・)
壁には、このサロンで取り扱っているネイルがズラッと並んでいる。
ちなみに、聞いてみると取り扱っているネイルはすべて海外製。
フランス、オーストラリア、日本etc...が主だそうだ。
後方右端に写っている、トースターのようなものは、ネイルを施す際に使うステンレス製機器の消毒器。
作業台の手前に写っている、iPadはネイルの見本。「こんな感じにしたい」とネイリストさんにイメージを伝えると、キイワードを打ち込んでヒットしたサンプルを見せてくれる。
入店~整爪
予約時間通りにサロンに行くと、もう顔馴染みになった数人のネイリストさんが笑顔で迎えてくれ、席に案内される。
そして、サービスである飲み物の希望を聞かれる。
- 紅茶
- 緑茶
- 花茶(ジャスミン茶)
- お湯(白湯)
の中から、好きな物を選んで伝える。
飲み物を飲みながら、早速手の状態を見てもらう。
「乾燥しているね~!」といつものように言われ、まずは爪を整えてもらう。
その際に、爪の形をどうするか聞かれる。
私の場合、常にネイリストさんの意見を伺うようにしていて、「強度があって折れにくく、私の指の形に合うもの」をお願いしている。
じーっと私の不細工な爪をあらゆる角度から見て、ネイリストさんが「オーバルだね」と言われたので、形はそれに決定。
次に、長さを聞かれる。「少し切っても構わないか」と聞かれたので、どうぞどうぞ、と答えて、ほんの少し爪を切ることに。
消毒器から取り出した爪切りに、再度消毒液を吹きかけた後、ティッシュで拭ってから、ちゃちゃっと切ってもらう。
その後、使い捨ての爪ヤスリで形を整えてもらう。ちなみに、使用したこの爪ヤスリは、希望すれば持ち帰らせてくれる。
その間、私はiPadで試したいネイルの色やデザインを見て決める。
何となく、色は日本で今話題だという「マツコネイル」*1系にすることを決めて、似た色の見本で色を伝える。
主張するネイリスト、色白=最高美人、デザイン決定
「こんな感じの色が好みなんだよね」と伝えると、案の定、反対される。(^▽^;)
中国人と日本人って、色の好みが全然違うと思う。
日本人が好む、スモーキーだったりパステルだったりといった、所謂“ニュアンスある”色彩は、中国人にとっては「ボヤッとした冴えない色」に映るらしく、いつも勧められるのは中国紅(チャイニーズレッド)といった、はっきりパッキリした色合いである。
日本でネイルサロンに行ったことが無いので、日本のネイリストさんと比較することはできないが、中国のネイリストさんはかなり“主張する”。
客が「こんな感じがいい」と希望を伝えても、「アンタの皮膚にその色は似合わないよ」とハッキリと言ってくれる。(^▽^;)
「色白」であることが最高美とされる中国において、服を買う際もネイルの色を決める際も、最重要視されるのは、「皮膚が白く見えるかどうか」である。
中国では、「色白」が男女共に最も美しいとされている。
これは、科挙のある国ならではの感覚で、
男性の場合、「色白=デスクワーカー=ホワイトカラー=お金持ち」という図式が成り立ち、色白な男性はかなりモテるし、夏になると男性も日傘を差して日焼け防止に努める。
女性の場合、「色白=畑仕事などをしない=ホワイトカラー家庭出身=お金持ち」という図式が成り立ち、顔の造形がイマイチであっても、「色白」というだけで大層モテる。
中国において、「色が白いね」というのは、男女共に最高の賛辞なのである。
逆に、いくら顔の造形が美しくとも、肌の色が浅黒かったりすると「美しい」とは見なされない。
すったもんだあったが、何とか希望の色(日本語ではグレージュって言うのかな?グレーがかったベージュ)に無事決定。
シンプルなデザインが好きな私なので、いつもラインストーンを付けるくらいで、他の装飾はほぼ施さない。
ネイル作業
甘皮の処理*2など爪を整えてもらった後、日本でもよく見る(実際に日本で私も持っていた)、メガネや装飾品などを洗う超音波洗浄機で手を洗浄される。( *´艸`)
あれって、指を入れるとピリピリするんだね。( *´艸`)
ティッシュで手を拭かれた後、透明な、あれは何なんだろう…?多分、キューティクルオイル?か何かを爪に塗られて、1度目のネイルを塗布される。
その後、UVライトを「ここやで~」って感じで指でトントンとされ(しかも無言で)、ネイルをUVライトで乾かす。
それを両手×2回されるんだけど、その度に無言でUVライトをトントンとされる。( *´艸`)
これ、きっと日本じゃありえないんじゃないかな???
私は別に気にしていないけど、サービスに厳しい日本人なら、ネイリストさんから無言でUVライトをトントンされたら、苦情言うお客さんもいるんじゃないかな~?!
余談だけれど、日本のネイリストさん含め、サービス業の方はお客さんの目が厳しすぎて、大変な気苦労をされているんだろうなぁ、といつも思う。
私個人は、そういうの全く気にならないタイプ。
ネイル料金には、ネイルを施してもらう技術料だけが含まれていて、サービス料は含まれていないと思っているから、自分ではできない甘皮の処理など、爪をきれいにしていただけるだけで、必要十分だ。
その他の、日本でありがちな支払う料金以上に過剰なサービスは、私個人は必要とはしていない。
色を塗り終えたら、ラインストーンを乗せて、透明な保護ネイル(?)を塗布され、また無言でUVライトトントンをされて、ネイル工程終了。
最後に、爪の付け根にまた保護ジェル??か何かを塗られて、日本製のサラヤのハンド用ピーリングジェルで手のくすみを取ったら、洗面所に連れて行かれて、手を水洗い。
その後、ハンドクリームを塗られ、入店から1時間ちょっとでネイル全作業終了。
ちなみに、このサロンで使われているキューティクルオイル、保護ネイルやジェル(?)、リムーバーなどは全て、あの有名な(私ですら知っている!)OPI製品である。
満足いく仕上がりになって、私もネイリストさんも思わず顔を見合わせて「うふふ」と笑う。(*^▽^*)
お会計
その後お会計となるが、私の場合、以前「520元(約9,000円弱)支払うと、5回ネイル(基本工程のみ※)できる」というキャンペーンの時に支払った分がまだ残っていたので、今回支払うのは、オプションで付けたラインストーンの料金のみ。
※基本工程とは、上記で紹介した工程のうち、ハンドケアや整爪、ネイル塗布(単色)のこと。
ネイルの色を例えば右手の中指だけ変えたい、という場合には、オプション料金で1本当たり5元(約86円)でやってくれる。
その他、例えば絵を描いてほしい、という場合にも、デザインにもよるがだ1本当たり大体35元(約600円)前後~やってくれる。
ラインストーンや押し花なども、大きさなどで料金が決まっているが、このサロンはどれも結構良心的な価格だと個人的には思っている。
今回は、左右の薬指に、大きめのラインストーン(6元:約103円)×2、小さめのラインストーン(5元:約86円)×4を付けたので、計32元(約550円)を支払った。
ちなみに、この「520元(約9,000円弱)支払うと、5回ネイル(基本工程料金のみ)できる」というキャンペーン料金はかなりお得で、本来ならば非会員価格399元(約6,850円)、会員価格168元(約2,880円)かかるネイル基本工程料金が、1回当たり104元(約1,785円)になるのだ。
私はこのキャンペーン時に支払った分があと2回残っているので、また時期を見て行くつもりだ。
アフターケア
私は日本のネイルサロンに行ったことが無いので比較ができないのだが、私が通っているサロンの場合、爪先のネイルの色が欠けてしまったとか、付けたストーンが取れてしまったとかいう場合、何度でも無料(ストーン代も無料)でお直しをしてくれる。
今回も、もう2回ほどお直しに行っているが、全て無料でしてくれている。
これって日本でもそうなのかなぁ…?
そうならば、日本でもネイルサロンに通ってみたいなぁと思っている。
おまけ
そういえば、通っているネイルサロンで、もっともセンスが良くて上手なネイリストさん(私のお気に入りの方)に話を聞いてみると、「日本のネイル雑誌で勉強したよ」と言っていた。
日本のネイル雑誌はとても分かり易くて、日本語が読めなくても、「〇」や「✖」で一目でどこが良いか悪いか図解してくれるので、それを読んで勉強したそうだ。
ほほ~、やっぱり日本のネイル技術って凄いんだな、と実感した次第。
以上、こちらでのネイルサロン体験記。
作業工程など、もう記憶が曖昧になっていて、もしかしたら記憶違いもあるかも…。
恐らく、基本的なことは日本と大差ない…んじゃないかなぁと思うけれど、日本と違うよ、というところがあれば、コメント欄等で教えていただけると嬉しいです。٩( ''ω'' )و
尚、「ここはどうなっているの?」という疑問等もコメント欄でいただければ、記憶を頼りにお答えできるかと思います。
ネイル後は、私の場合大体ラインストーンを付けるので、シャンプーの際にどうしても引っかかってしまう。
よって、ネイルをするとシャンプーブラシを使うことにしているが、毎日自炊をしているので、やっぱりネイルの持ちはイマイチ…。(-_-;)
でも、元々非常に不細工な爪をキレイにしていただけると、やっぱり気分が全然違う!!
綺麗にしていただいた爪先が視線に入るたびに、女性で良かったなぁ、と思っている。