再びの奇跡
遡ること昨年9月。
PCを2度も置き忘れたのに戻って来たのは、私の中で記憶に新しいところである。
詳細は、過去記事参照。
こんなことをやらかして、さぞかし懲りたのだろうと思いきや、またしてもやってしまったのだ…。
今度は、部屋の鍵…。
珍しく外出して、気分転換もできて明るい気分で寮に戻ると、ない!
ない!
ない!!
どこにも、ない!!!
バッグの中にも、コートのポケットにも、部屋の鍵が入っていなかった。
部屋の前で茫然と立ちすくむも、どうしようもないと気を取り直して寮母さんに報告に行くと、マスターキーを渡され、
「どうしても見つからないなら、自分で合鍵作ってきな」
と言われた。
そこで、立ち寄った思い出せる限りのお店の電話番号をネットで検索し、片っ端から電話を掛けて鍵の落とし物がないか尋ねるも、どこもないという。
望みの綱も切れたので、その辺の人に付近で合鍵作れるところはないか訪ね歩き、寮から徒歩15分ほど行ったところにある、1畳半ほどの小さな店舗で合鍵が作れることを知った。
そこの経営者夫婦とおしゃべりしながら、待つこと数分、お代10元(約165円)にて合鍵が完成した。
「開かなかったら、また持ってくるんだよ」と言われ、またテクテクと15分歩き寮に戻る。
恐る恐る鍵穴に合鍵を差し込むも……開く訳ないよね~!だって中国だもん!(´◉◞౪◟◉)
とんぼ返りでまた寮を出て、再び15分歩いて小店舗へ。
だが生憎老板(経営者)が外出中で、寒空の下、再び奥さんとよくわからないおばちゃんとおしゃべりしながら待つ。
20分ほど待つとようやく老板が帰ってきて、再度合鍵を作ってもらう。
「次開かなかったら、代金返すから」と言われ、寒い寒いと言いつつ15分歩いて寮へ戻る。
祈るような気持ちで合鍵を差し込む…………が、やっぱり開く訳ないわな!!だって、中国だもん!!(´◉◞౪◟◉)
寒さで乾燥して、涙目になりながらまた15分歩いて小店舗へ。
「え~?!開かなかった?!すまんかったなぁ~!」と老板が10元返してくれた。
合鍵も作れなかったし、マジどうしよう…と思っていると、携帯に見知らぬ番号からの着信が。
出ると、「アンタみみずく?どこいるの?寮母だけど、鍵見つかったから早く戻っておいで!」と言われ、一気に目の前が明るくなり、疲れてはいたけど急ぎ足で寮に戻った。
聞けば、寮の近くでロシア人学生が拾って寮母さんに届けてくれたのだそうだ。
あまりに嬉しくて、拾ってくれたロシア人学生の部屋番号を聞き出し、お礼のお菓子をもって挨拶に行ってきた。
いや~、世の中、マジで捨てたもんじゃないよ!!
自分で言うのもなんだけど、私、周囲に凄く恵まれていると思う。
人徳なんてまるでない私なのに、周りの人々の優しさに助けられて生かされております。
本当にありがたいかぎりだ。
でもね、何が一番嬉しかったかって、小店舗の経営者夫婦と話していた時、奥さんから、
「アンタ、まだ結婚していない、小姑娘(娘さん)でしょ?!21歳くらい??」
って言われたことですわ…!(笑)(´艸`*) ↑嬉しかったから、強調してみたよ!
未婚なのは正解なんだけど、どう見ても、その奥さんより私の方が年上だったんだよね…。(^▽^;)
やっぱり日本人は若く見えるって本当なんじゃないかしら…、ぐふう、ぐふふ、うへ、うへへ、うは、でへへ。
と、いい歳した枯れっ枯れのシオシオのBBAにはお世辞でも嬉しくて、寿命が8分ほど伸びたわ。( *´艸`)
この言葉を胸に、あと少し生きていける。
BBA頑張るよ!٩( ''ω'' )و