真夜中の怪談話
ある三十路の婆が、夜も更け切った草木も眠る丑三つ時、空腹に耐えきれず伊太利亜麺を食べ、FATで脂肪したという…。
とか何とか頑張ってみたけど、普通に、三十路BBAが夜中によりにもよって糖の塊パスタを食べたそうな。
これはもう怪談だよ。
怪談以外の何物でもねぇよ。
なぜパスタだし。
代謝の良い二十代でもあるまいし。
よりにもよってパスタだよ。
どうすんだよ。
また太るじゃん。
もう太ってるけど。
マジで痩せる気ねぇんじゃんか、正義の味方でもないぽんこつアンパンマンの癖に、と自分に突っ込みたい。
パスタ喰い終わったと思ったら、今度は鬼の形相でマンゴー貪り喰うし。
もう、異形の鬼だよ、こうなると。
言われてみれば、みっしりと匣詰めされた魍魎の中にいたかもしれない、あの一匹だよ。
マジモンの妖怪・怪談だよ。
夜中にマンゴーに貪りつくBBA。
よりにもよって果物の中でも脂肪の多いマンゴーだし。
マジでFATでリアル脂肪だろ。
ガチで怖いだろ。
美味しかったけど。
これも美人だったら許される。
モデルや女優張りの美人がやると可愛げもある。
しかし、おめぇにはねぇから!露ほどもねぇから!と声を大にして叱責するわ、by myselfで。
っつうか、食欲壊れてる。
満腹中枢がイカれている。
食べても食べてもお腹が空く。
何なんだ、これって。