口座新設 2 ―華夏銀行編
数日前のエントリーで、「華夏銀行」での口座開設を予告していたのだが、実は予告通り口座を開設してきたので、こちらで情報をシェア。
予告はこちら
ちなみに、こちらでの自力での口座開設は、2例目である。
1例目は、民間銀行でサービス品質No.1との呼び声も高い、「招商銀行」であった。
四苦八苦した口座開設の模様は、過去記事参照
偶然ではあるが、私の住む寮の近くは金融オフィスが集中しているエリアで、大小さまざまな銀行が軒を連ねている。
「华夏银行」(hua1 xia4 yin2 hang2)も、そう言えばあったような気がする…と、うろ覚えの記憶を頼りにてくてく行くと、そう遠くはないところに支店があった。
在中日本人必読サイト
ところで、なぜ「華夏銀行」で講座を開設しようと思ったのか。
それは、在中日本人必読のお役立ち情報満載のサイト、C-STUDYさんで得た情報に寄るところが大きい。
コメント欄でも教えていただいているが、「銀聯カード」を使って日本のATMで中国元→日本円への両替引き出しを行う場合、日本のATM手数料+中国の銀行の定める手数料が掛かる。
つまりは、日中両国で手数料を2重取りされてしまうのだ。
詳細は、上記C-STUDYさんのサイトで詳しく解説してあるので、そちらをご参照いただくとわかりやすいのだが、大雑把にざっくりとまとめるなら、
- 日本のATMが徴収する手数料は、無料~100円前後
であるのに対し、
- 中国の銀行が徴収する手数料は、無料(条件付き)~100元(約1,700円)越え
と、中国側の徴収する手数料には、銀行によって大きな差が出てくる。
「招商銀行」も、以前のエントリー
で掲載しているので、中国語を理解される方ならお読みいただいているかもしれないが、こう明記してある。
通过银联系统在ATM机境外取款(在日本和美国,当地银行可能会额外收取费用),按照每笔交易金额收取5‰,最低10元人民币的手续费。
銀聯システムを通して海外ATMで預金引き出しをする場合、取引金額に応じてその金額の0.5%、最低10元(約170円)の手数料をいただきます。(日本とアメリカでは、現地銀行がその他の費用を徴収する場合があります。)
しかし、C-STUDYさんの情報によると、前述のようにいくつかの中国の銀行は、条件付きでその手数料が無料だという。
その中に「華夏銀行」があったため、ここで口座を開設しようと思い至ったという訳だ。
「華夏銀行」は、「招商銀行」よりも更に規模の小さい中堅銀行である。
私が行ったところも、小ぢんまりとした、というよりぶっちゃけかなり小さい支店であった。
土曜日であったためか、4つある窓口も1つしか開いておらず、人気もなくがらんとしていた。
私の前に手続きをしている人が、かなり長い間揉めていたので少々待たされはしたものの、順番が回ってきてからはかなり早く、サクサクと手続き終了。
記入するべき書類も、行員さんがほとんど書いてくれたため、本当に楽であった。
その際、ネットバンキングの手続きも行ったが、前回の「招商銀行」で手数料についてかなり大変な思いをしたので、「無料のでいい!」と言って、出入金がネットで確認できるだけの、シンプル版の利用手続きをした。
また、国外でのATM両替引き出しの手数料を確認したが、C-STUDYさんの情報通り「毎日1回は無料」であった。*1
待ち時間を入れても、1時間ちょっとですべての手続き終了。
2例目だからか、かなりスムーズに口座開設ができた。
でもね…、「華夏銀行」、銀行カードが正直クソダサいんですわ…。(。-∀-)
黄色のカードに飛ぶ天女の絵だよ?ダサいよね??( ゚Д゚)
もらった瞬間絶句して、「他のないの?これダサい!!」と言ってしまったわ。
(結果、他のデザインはなく、このダッサいカードしかないらしいので諦めたけど。)
他の大手銀行は、スタイリッシュな銀行カードを数種類用意していて、口座開設時に自由に選べるから、本当にダサさが際立つ。
絶対に人前で出したくない、それが「華夏銀行」カードクオリティ。
という訳で、もし近所に支店のある方は、一時帰国時の両替引き出しの手数料のお得な、「華夏銀行」での口座を開設してみるのも良いかもしれない。
カードはダサいものの、中国国外での利用価値は高い…はずである。
*1:しかし、当然ではあるが普通預金であることが条件だと言われた。定期預金は除くとのこと。