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みみずくDiary in China

中国留学中のみみずくによる普段着のChina徒然日記

そんな簡単じゃないよ

日本語を学び出して数週間の某S国出身の留学生。

日本人同士で話してるのを聞いて、「大体わかるよ」って言ってたけど、そんな訳ないよ。

確かに、お世辞で「2~3カ月で話せるようになるんじゃない?もっと早いかも!」とは言ったけど、それ、お世辞だから

そこからわかってないじゃん。

言語の日本での元々の中枢は京都を中心とした関西地方で、そこから同心円状に言葉は広がっている。

言葉の裏の意味を読まなければ「無粋」とする京都の人を、よく「いけず」と表現するけど、日本語ってそもそも、言葉の裏を読まなければならない言語なんじゃないの。

だからこそ、「本音と建て前」「言わなくてもわかる」文化がある。

その延長で、言葉の裏まで読んで日本語を操っている外国人がいたら、発音はどうあれその人の日本語運用能力に敬意を表し、称賛する訳で。

言葉=文化なので、言葉だけ学ぶということは非常に難しい。

逆に言えば、言葉だけ達者になったとしても、「言葉は通じてるけど、何だか通じてない」という状況になる。

それが、今日本で騒動を巻き起こしている在日外国人の方々の言動なのじゃないだろうか。

(※騒動=日本人と共存しようとせず、日本文化を尊重せず、自己の文化のみに従って生き、日本人と日本文化を“排他的”として攻撃し、そもそも自己中心的で他者と共存不能な言動、とここでは仮に定義)

確かに言葉は通じる。しかし、“通じていない”。

この言動の裏にあるのは、「日本文化への無理解」だ。

だから、日本人が眉をひそめる言動を日本で堂々と行ってしまう。

言っておくが、日本語は世界でもアラビア語を始め有数の難習得言語だと思うよ。

だって、話せても“通じてない”日本語を話してる外国人だらけじゃん、こう言っちゃ何だけど。

日本文化を十分に理解し、日本人と真に心地良く交流できるレベルの日本語を操っている人には、私はまだ数える程度しか会ってないよ。

中国人日本語話者に限ってもそう。通じているけど“通じていない”日本語を話す人にしか、残念ながら会ったことがない。

日本に留学して学位を取得し、こちらの大学で教鞭を執っている人であっても然りだ。

残念ながら、例外なく、「通じているけど“通じていない”」日本語を話される。

きっと、その限りでない方も多くいらっしゃるはずだ。私がたまたま出会っていないだけで。

でも、中国における日本語学習者の数を見ると、やはりかなりの少数派なのではないかと類推せざるを得ない。

でも、逆は多いよ。

日本における中国語学習者ってそこまで多くはないと思う。

なのに、中国人ですら舌を巻いてしまうほどの中国語運用能力のある日本人って、一定数いる。

もちろん私にはそんな能力はないけれど、実際、もう何人かにお会いしてお話ししたことがある。

やはり日本人って、学究肌なのだと思う。

だから、言葉を単純に捉えず、文化の面からなど多角的にその言語を理解しようとする。

結果として、ネイティブ以上の言語運用能力を身に着けている人も、少なくないんじゃないかな。

よって、日本人同士で話している会話も、話している言葉そのものや内容はわかっても、言葉の裏にある文化を理解していないのだから、「言葉の裏にある本当の意味」が分かっていない。

日本語って、「言わない部分」「言外の言葉」が、もっとも重要な意味を成すんだよ。

つまり、実際に話者が意図している真の内容までは、決して簡単にはつかめない。

という訳で、「日本語、カンタンデース」と言っている日本語学習者が周りにいる皆さん。

もちろん日常的に褒めて伸ばして、って方が大多数だとは思いますが、そんなに簡単じゃないよ、って現実も、たまには見せてあげて下さい。

っていうか、ぶっちゃけ、ほかの言語を学んだ方が多分絶対に楽…。