みみずくDiary in China (だった)

中国留学からニッポンに帰国したみみずくによる普段着の徒然日記

一体何の日? ※追記あり

連休の少ない中国で、私の記憶が確かならば3月は特に重要な節句もない月だったような気がしているのだが、気のせいだろうか。

もしかしたら、農暦(旧暦)で何かがある日なのかな?

というのは、数年連絡を取っていなかった中国人の知人数人から、今日次々に連絡をもらっているからだ。

ひとりは、ひょんなことから知り合った、私の住むキャンパスの付近にある某大学の共産党幹部の方。

そんなに親しい訳ではないので疎遠にしているのだが、さっきから何度も電話をいただいでいる。

正直、あんまり出たくないので出てないんだけど、怖いくらい着信がある。

出たくないよぉ…。

外国語を話せない人にありがちな、「電話でものすごいスピードで話すタイプ」なんだもん、この方。

面と向かって話しているときだったら、ナチュラルスピードの会話でも何とか食らい付くけど、電話って本当の音を伝えているわけじゃないから、もうお手上げ。早すぎて聞き取れないと、耳自体が聞き取りを拒否してしまう。

何度「もう少しゆっくりお願いします」と言っても聞かないんだよ、このタイプの人って。

自分が外国語話せないから、電話と実際の音が違うって知らないのよ。

聞き返すと、「ハァ…」とか溜息つかれてしまうし、「ハ~!」と嘲笑されてしまうし…。悪気はないのはわかってるよ。

外国語が話せない人にとってみれば、「言葉が聞き取れない」という事態が理解できないだけ。外国語も、母国語と同じように耳に入って、母国語と同じレベルで理解できると思ってるのよ、このタイプの人って。

掛け直すもの嫌だよぉ…。

関係ないけどさ、日本人って相手が外国人だとわかると、ゆっくりハッキリ話したり、ジェスチャーを入れたり、絵を描いたりとかしてくれるじゃない?

それってやっぱり親切だなぁと思うよ、心から。

ここでは、特にアジア人の外貌を持つ外国人に対しては、本当に容赦ない。

「どうして中国語を話せないんだ!!」とか、平気で怒りをぶつけてくる人、しばしばいるよ。

…アジア人だからって全員が中国語話してたら、国が別れている意味ってありますかねぇ?

まあ、言葉は同じだけど全く異なる政治体制を持つあの国のことを、この国の人々は「中国」と言い張ってるくらいだからなぁ。

その割には、パスポートと通行証がないといけない場所なんだけどね。

oyasumimizuku.hatenablog.com

まあ、そういう思想の人々が暮らしているのがこの国、ってことなんでしょうなぁ。

 それにしても掛け直したくない…。(;^ω^)

 一計を案じて、結局ショートメールで連絡した。

すると、「部下で日本語を勉強している者がいるから、君を紹介したい」だって…。

はあ…。またか。

人口が多いこの国にでは、“外国人の知り合いがいる”というのがもうある種のステイタスだ。

だから、外国人の知り合いをペットのように他の中国人に見せたがる人が多い。

私も、何度もペットのように連れ回されたことがある。

その度にあまりいい気分はしなかったが、ここは「面子」(mianzi)を重んじる国である。

日本人のメンツと、中国人の面子は内容が異なっているし、中国人の面子を失わせるようなことは極力避けなければならない。

(何てったって、相手は党幹部だし。)

今回も、きっとこの知人は日本語の勉強をしている部下に、「日本人の友達がいる」とでも言ってしまったのだろう。実際には友達でもない上に、もう数年会っていないが。

私は本当に行きたくはないが、断れば、相手の面子を潰してしまう。

ちなみに中国人は、日本語で言う“顔見知り”程度でも「友達」という。私も、知人程度にしか思ってないけど、今回多分めっちゃ親しい「友達」ということになっているはずだ。

だから、嫌でも行かねばならないのだ。

はあ…。(´・ω・`)

でもまあ、仕方がない。人生、持ちつ持たれつだ。

その他、例の偶然知り合ってお世話を焼いた日本人の女の子からも連絡をもらって、会いたいと言われた。

今日は一体どうしちゃったのかしらね?

しかし、会いたいと思ってくれるのは嬉しいし、きっと彼女もこちらに来たばかりで寂しい思いもあるのだろう。

私も同じような時期に、色々な人に助けていただいたから、そのご恩は返さなければね。

あと、知り合いの中国人の先生から、花見にも誘われたよ。

本当に今日は一体どうしちゃったのかしら…。珍しい。モテキ?ある意味モテ期到来?

どうやら今週は賑やかな週になりそうだ。