みみずくDiary in China (だった)

中国留学からニッポンに帰国したみみずくによる普段着の徒然日記

♪アラ~ブ~♪

夜の11時過ぎ、お向かいに住む中東人からショートメッセージが来た。

「中東コーヒー淹れたけど飲む?」

OMG、痺れるような香りいっぱいの琥珀色した飲み物?!超好きだよ!(お若い方はご存じありますまい。)

お向かいとはいえ、最近お互いに忙しくて全然顔を合わせていなかったので、2つ返事で部屋を出た瞬間、お向かいのドアが開いて、タイミングよく招き入れてくれた。

それから、彼の母国語であるアラビア語について、中東と日本の文化について、中国の文化について、最近のフランスで起きた事件についてetc......etc......etc......

語ること気付けば午前2時半過ぎ。さすがに眠くなって部屋に戻ってきたが、しこたまカフェインを摂取したからか、目は冴えている。眠いんだけどね。

また、空腹にカフェインが効いて、胃が気持ち悪くて眠れないというのもある。

それにしても、お向かいの中東人、日本に興味があるらしい。

中国に来て初めてアジア人と本格的に交流し、見た目が似ているから「中国人  ≒  日本人」と思っている人は、彼に限らず本当に多い。

しかし、日本人との交流が深くなると、彼らは皆戸惑うそうだ。

それは、「中国人  ≠  日本人」ということに気付くからだそうだ。

そしてなぜか皆、中国への興味より日本への興味が勝ってしまうらしい。

よって、しょっちゅう「日本では○○っていう習慣があるって本当?」とか、「今日は日本の△△っていう日なんだってね」、「日本人の礼儀正しさと清廉さは本当に素晴らしい」などと言ってくれる。

ありがたいことだ。

初めて出会った「○○人」が、その人の「○○人像」を決定付けてしまう場合が多いと思う。

お褒めの言葉をいただくと、日本人らしくありたいな、と心身が引き締まる。

ところで今日分かったんだけど、お向かいの中東人、修士はサウジアラビアの某超有名王立大学に留学して取っていて、全教科の平均点100点換算中98点の好成績で修了したエリートさんだそうな。

「サウジに留学中は、優秀学生として学費・生活費(食事やインターネット接続費などすべて含む)・寮費等すべて無料の上、学期ごとに母国までの往復エアチケットと100万ドルもらってた

って言ってたよ。Viva!オイルマネー!!半端ねぇな!!!!

こっちの奨学金なんて雀の涙なんじゃないの?!

やっぱりね、優秀な成績を取る覚悟と根性さえあれば、留学するなら金持ちの国だよ!!

と思った、夜明けの出来事。

 ※タイトル「♪アラ~ブ~♪」は尾崎豊さんの「I LOVE YOU」のメロディーでどうぞ~。