みみずくDiary in China (だった)

中国留学からニッポンに帰国したみみずくによる普段着の徒然日記

Very Shubitz?

南米アルゼンチン出身の同学から、頻繁に「你Very Shubitz吗?」(君、Very Shubitzかい?)と聞かれて困惑している。

その同学曰く、「Very Shubitz」の“Shubitz”は日本語らしいが、そんな日本語聞いたことがない。

というか、スペルが合っているのかさえ分からない。

Veryは英語のVeryと言っていたので間違いないが、Shubitzは「シュビッ」(しゅび?)に聞こえるのを私が無理矢理アルファベットに置き換えているだけなので、実際は何というのかさえわからない。

何度「そんな日本語聞いたこともない」と言っても、その同学は「日本語だ」と言い張る。

私が日本にいない間にできた新しい単語なのだろうか。

意味は「非常好」とか「非常高興」と言っていたので、「めっちゃイイ感じ」とか「めっちゃ嬉しい」的な意味だと思うのだが、本当に日本語なのだろうか。

その同学曰く、日本のTV番組(アニメって言ってたかな?忘れてしまった)で使っているとのこと。

日本のTV番組って内輪ノリみたいな感じで、そこでしか通用しない言葉を使う傾向があるから、そういう類の言葉なのかもしれない。

とは言え、いっつも思うのだが、日本人が「それは日本語/日本の文化・習慣ではない」と言っても、中国人を含め外国人はなぜ信じないのだろう。

例えば、人に会って挨拶するとき両手を合わせて拝むのはタイ式の挨拶だ。

私がいくら、日本人はしない、と言っても、誰も信じてくれない。

その場に複数の日本人がいて、その全員が否定しても、それでも信じない。日本人自らが否定しているのに、一体なぜなのだろうか。

「絶対に日本式の挨拶だ」と言って、決して譲らない

「じゃあ、一度日本に行ってみればいいよ、誰もそんな挨拶しないから」と言っても、絶対に信じない

思い込みって怖いな。

日本人でこういうことってあるかなぁ。あんまりないんじゃなかろうか。

外国のことをその国の人に訊ねて、その国の人が肯定すれば「やはりそうなのか」と思うし、否定されれば「何だ、違うのか」と素直に納得するような気がする。

逆に言うと、日本人ってすごく柔軟な頭の持ち主なのかもしれない。