ヤケ食い
夕飯を作りに共用キッチンに行き、共用冷蔵庫を開けると…。
オヤ?
私のお野菜とマッシュルーム類がいくつかなくなっている…。
多分、他の誰かが間違えて使ってしまったんだろう。
海外にいると、何てことない、ちょっとしたことがなぜか精神的に堪えることが多い。
被害額は日本円にして百円くらいだと思うけど、なぜかとても心にずっしりと来てしまった。
気を取り直して、残っている材料だけで夕飯を作って食べたけれど、さっきケーキ屋さんとコンビニに行って、ショートケーキとスナック菓子をつい買ってしまった。
完全に、ヤケ食いである。
今月はEMS事件で予想外の大出費に泣き、しばらくは極貧生活をしなければならない。(下記記事参照)
しかし、どうしても抑えきれなかった。
今、一気にショートケーキをたいらげ、スナック菓子を開けるか迷っている。
実は、ここまで精神的にきているのは、もう一つ原因がある。
このEMS事件時、「他の家族に連絡をくれるように伝えてくれ」と言っていたのに、一切連絡がないからだ。
やはり、日本には家族はいない。
何度も何度も同じ仕打ちをされて、わかってはいたつもりだったのだが、また同じことを繰り返してしまった。
何度も期待して、何度も裏切られている。
あ~あ、学習能力ないなぁ、私って。
でも、やはり信じなくて良かった。もし信じて連絡を待っていたら、申請は絶対に間に合わなかった。
悲しいかな、やはり信じなくて正解だったのだ。
あの人たちは、私のことを「海外にいて楽をしている」と本気で思っている。
だから、仕方がないのだ。
楽をしたいなら、日本にいる方がいいに決まっている。言葉だって文化だって、何の不便もない。
しかし、彼らは本気で海外の方が楽だと思っているのだ。
(ひとりで海外に行ったこともないし、外国語も話せないくせにね。)
まあ、いいや。とりあえずは食べて、嫌なことを忘れよう。