世の中は、単純で複雑
そう私は信じている。
日常に起こる不可解なことや憤り、困難の原因はきっと本当はとても単純。
だから、気持ちの持ちようと自分の知恵を駆使すれば、そんなに大変なことではないはずだ。
とはいえ、政治と経済の世界だけは話が別。物凄く複雑。単純には決して動いていない。
なのに、ゆとり世代ちゃんたちと話していると、脳味噌が溶けそうになる。
なぜ政治の世界を単純に捉えられるんだろう。
「素人が考え得ることは、政治家はとっくにやってる」
…確かにそうだよ。でもね、この国の政治家の手腕を甘く見てもらっては困る。
日本の政治家や官僚が十数年先の未来を予測して今動いているとすると、こちらのその種の人々は、五十年以上先を見越して動いている。
それを、数十年前から続けているんだよ?
今起きていることは、彼らが数十年前から動いてきた結果だよ。
…私の言いたいこと、わかるよね?
そして政治手腕を考えるならば、こちらは数千年の知恵とノウハウが蓄積した国だよ?
しかも、この国の一般庶民と生え抜きのエリートの格差は、日本の比ではない。
こちらの国のエリートは、恐らく世界でもトップクラスで、恐らくどの民族よりも抜きん出て優秀だ。
日本のようにエリート教育を否定して、「みんないっしょ♪」を美徳とする世の中で育った人々とは、根本が違うのだ。
同じようなことを、私は以前のエントリーでも書いている。
だからね、ゆとりちゃんたちよ。
物事を単純に捉えてはダメだよ。
懐柔されてもダメだよ。
もっと危機感持とうよ。
と、BBAは思うのでありました。