みみずくDiary in China (だった)

中国留学からニッポンに帰国したみみずくによる普段着の徒然日記

人生いろいろ

台湾にいる兄(的存在の友人)が海外旅行中、目を負傷して今月下旬に手術予定だ、と聞いていたのでSkype経由で状況を聞いてみた。

すると、思った以上に状態が悪く、手術は受けたものの、術後も恐らく元には戻らないと診断されたそうだ。

もちろん視力に異常はなく、問題は美観上の不都合であるらしい。

もうそれはそれは可哀想な落ち込みようで、私も胸が痛かった。

やはり自分の外見上の変化は、誰だって受け入れ難いし、不快だろう。実はずっと、死さえ考えていたという。

その言葉に私は驚き、そんなに深刻に考えることではない、視力には問題がないのだから、と慰めることしか出来なかった。

しかし楽観的に考えてみれば、外見上の変化があっても、今までと変わらぬ態度をとってくれる人こそ、真の友達である、と励ましておいた。

私がどれほど力になれたかはわからないが、今まで助けてもらっている台湾の兄には、元気で居てもらいたい。

そのために何か力になれることがあれば、力を尽くそうと思っている。

 

そして昨夜のこと。夜21時頃小腹が空いてしまい、しかし近くのコンビニやベーカリーには何もお目当てがなかったので、仕方なく比較的遠くのお店に行こうと歩いていると、3歳くらいの子どもを連れた若夫婦の旦那の方に、突然呼び止められた。

「子どもに食べ物を買うのに…」と聞こえたので、近所に子どもも食べられる食堂はないか、と尋ねられたのだと思い足を止めると、どうやら違う。

よくよく聞けば、ただの物乞いだった、という…。

しかし、身なりもかなりきちんとしているし、とにかく若い。恐らく20代初めだと思う。

そんなに子どもに何か食べさせたいのであれば、奥さんも若くて元気なんだから、奥さんに子どもを数時間見てもらって、その間どこかでアルバイトでもすればいいじゃない。

なんて甲斐性のない旦那なんだ、奥さんも奥さんだ、ふたりとも若くて元気なのに、働けないはずがないじゃないと腹が立ち、「お金ないよ、私」と言い残して立ち去った。

こちらでは、お年寄りの物乞いをよく見る。寒いのに地べたに座り込んで、道行く人々に必死で頭を下げている。

年をとって働けない人々がこのように恥ずかしい思いをして、しかし必死で生きようとしているのに、あの若い夫婦は何なんだ。

私が怒ってしまったのは、このような中国の実情を見てきているせいかもしれない。

 

そして最後に、先日日本人男子留学生に買い物を手伝ってもらった時のこと。

荷物を抱え寮に戻る道すがらふと、「僕たちってカップルに見えているんですかねぇ」と言われたのだが、その表情にかなり陰りが見えたので、「まさか!!どう頑張っても姉弟、最悪親子にしか見えてないって!!(ヾノ・∀・`)」と心中思っていたのであるが、意地悪心が湧いて、「さあねぇ?♪~ <(゚ε゚)>」と答えておきました、とさ。

 

人生、誠に色々である。