ローカル顔
どこにでもよくある、取り立てて特徴のない顔立ちのせいか、日本にいた時もどこに行っても道をよく聞かれていた。
実はそれは日本に限ったことではなく、海外に行っても、わりかしどこででも道を聞かれる。アジア諸国では言うまでもなく、甚だしきに至っては、欧州ででも。
ここ中国にいても、13億人いる中国人を差し置いて、少数派の外国人の私にわざわざ声を掛けてくるのだから、一体何なんだろうと思ってしまう。
しかも尋ねられると持ち前のお節介精神をフルに発揮して、ローカルでもネイティブでもそのどちらでもないくせに、何とかお役に立ってやろうと四苦八苦するのだから、我ながら救いようがない。
しかしポジティブに考えれば、それだけローカル顔ということは、外国人を狙った物騒なことには巻き込まれ辛いということだ。
または、性別や年齢、国籍問わず色々な方に「話し掛けやすい」、「話しやすい」と言っていただけるので、フレンドリーな何かを私自身が発しているのかもしれない。
やっぱりラッキー…なのかな。