辞め時を悟った時
私が捕まったのは、外国人経営者のブラック企業(小企業)でした。
出勤第一日目に、ブラック社長より「労基法を守るつもりはない」とハッキリ言われ、すぐに入社を後悔しました。
労基法が守られなかったのも辛かったのですが、それ以上に私が辛かったのは、私の良心に反することを業務上、やらされていたことです。
私は自分で言うのも何ですが、小心者です。
嘘も上手に吐けないほどの小心者です。
その私が、良心に反することを毎日のようにやらされました。
業務上、させられていたことではありますが、嫌で嫌で堪りませんでした。
毎日、「私は一体何のために働いているのだろう」と、泣きながら帰宅していました。
とはいえその業務は、ブラック企業では誰も全く気にしていないばかりか、問題にすらしていないことでした。
勿論、どう見ても誰が見ても、良心に反することです。
しかし、そのブラック企業では、それが何の問題もない“通常業務”とされていました。
私はそんな環境を異常だと感じ、毎日後悔と罪悪感でいっぱいでした。
ところがある日、
「これは私の良心に反することではあるが、業務上させられている仕方のないことだ、サッサと済ませよう」
と思っている自分に気付き、そんな自分に恐怖し、絶望しました。
もう無理だと思いました。
あれほど嫌悪感と罪悪感を感じていた業務に、慣れてしまった自分を発見したのです。
私はこのままでは神様に嫌われてしまうし自分で自分を嫌いになる、と心の底から怖くなりました。
そして、金銭的に不安はありましたが、辞めることを前提に少しずつ行動を始めました。
まあ、その矢先パワハラを受け、本格的に心身がダメになってしまったのですが。
しかし今の私は、少なくとも良心に反することをせずに暮らすことができています。
自分を嫌いになる前に、あそこから抜け出すことができて良かったと思っています。
『死ぬときに6000円あればいい』
ようやく、事態が動こうとしています。
私の方に気力がなく、滞ってしまっていた部分もあるのですが、やっとです。
相手は、私は健康体で元気だと思い込んでいるようで、容赦なく色々とされて本当に辛いのですが、私がたまたま調子が悪いだけだ、仕方がない、と割り切るしかないと思っています。
私の人生を、次に進めようと思っています。
色々と思うことはあります。
でも私は、自分を嫌いになることをしなければ、それで良いと思って過ごしています。
そんな中、見かけたこの記事。
俳優の森繁久彌さん(故人)は、生前、私の好きな番組『徹子の部屋』によく出演されていて、徹子さんと仲の良い往年の名優という印象で、正直よく知りません。
その方がよく語っていらしたのが、タイトルの言葉だそうです。
詳細は、上記記事を読んでいただくとして、この言葉、潔くていいなと思いました。
お金って、なければないで辛いですし不安になりますが、そうか、こういう考え方もあるんだなと思いました。
確かに、生きているのをやめない限り、お金がなくても生きてはいる。
私は幸いにも生きているのだから、また仕事をして賃金を得よう。
そう思っています。
半歩前進
未払いで揉めているブラック弊社勤務の私、半歩だけ前進しました。
「傷病手当金申請書」を、相手に書かせることができました!
もうね、これを書いてもらうためだけにどれだけのやり取りをして、どれだけ消耗して、心削られたか…。
相手がブラックだと、紙一枚を書いてもらう、それすらこんなに大変なんて…。
しかし、このポストのコメント欄で、大変お優しい方*1より励ましていただき、勇気を出してみました。
(ちなみに、コメントをくださった方もはてブロガーで、金融面など大変参考になって面白い記事を書いていらっしゃいます。上記コメント欄をご参照いただき、是非ご訪問なさってください!)
半歩だけですけど、前進しました。
それもこれも、コメント欄でアドバイスくださったり、スターをつけてくださって励ましてくださる、顔を知らない方々のお蔭です。
地味で、特に役立つ情報もないただの日記ブログを見てくださる方がいるのもありがたいですし、増しては励ましてくださる方がいらっしゃるなんて…。
どんなに嬉しくありがたいか、私のこの気持ちを上手く言葉に表現できません。
ありがとうございますの言葉だけでは足りないと感じますが、本当にありがとうございます。
まだ、片付けなければならないことは山積していますが、前に進めているのは、私にとっては大きな出来事だと思っています。
*1:お名前を出して良いのか伺っておりませんので、便宜上こう表記しています。
私の周りの優しい人々
ブラック企業につかまり、パワハラを受けてから、心身壊して休養中のみみずくです。
前回のポストから、また更にブラック企業より嫌がらせをされており、せっかく快方に向かっていた体調もボロボロです。
とはいえ、本当に回りの方に助けられている日々です。
いつも愚痴を聞いてくれる友人の、ある人なんて「どうしよう、どうしてもシャワーに行けないの…。行きたいのに。」と泣きながら言う私に、
「あ~、結解が張ってあるね!仕方ない!今日はシャワー行けないね。諦めて寝なよ。明日また行けばいい。」
と言ってくれ、可笑しくなるやら気が楽になるやら、本当に助かりました。
他にも、優しい言葉をかけてくださるかたはこのブログにもいらして、励ましのスターをくださったりと、本当にありがたくて、ブログを見ては涙が溢れる日々です。
まだ本調子ではないので、どうお礼の言葉をお返しすれば良いのか、何もできていないのですが、時間がかかってもお礼の言葉はお伝えしたいと思っています。
毎日が目まぐるしく過ぎます。
体調によっては、何もできず、横になったまま、不甲斐なさで涙だけしか出ない日もあります。
でも、何とかなるし何とかできると信じて、日々を過ごしています。
経過報告
ブラック企業につかまりパワハラを受け、心身壊れて休職中のみみずくです。
実は、少し動きがありました。
数か月前、「しばらく会社を休ませて欲しい」とブラック弊社社長に連絡を入れたところ、なぜか勝手に2カ月間の休職発令が出ました。
(ちなみに、相談した労基署の方曰く、勝手に休職発令をするのは「狡猾」だそうです。休業補償金の対象外にするためらしいですが。)
しかし当時私は起き上がれる気力すらない状態で、その発令書を受け取っても何もできない日々が続きました。
とはいえ、その休職満了日が今週末までと迫っており、いい加減にブラック弊社に連絡したところ、呼び出され何と「退職勧奨」を受けました!!
うっひゃ~!マジでブラック企業のセオリー通りです。
ブラック企業って何?という方は、以下をご参照ください。
ここにもあるように、「退職勧奨」ってつまりは辞めてくれって会社に言われたのですが、私、ブラック弊社勤務をこれ以降も継続できるとは思っていないのです。
でもね、ブラック企業あるあるの、未払い残業代が山ほどあるのです。
まあ、それは後から請求するとして、勝手に休業発令されていた数か月間、無給とされていました。
その分の補償がが何ひとつない状態で辞めると路頭に迷ってしまう。
それを言うと、ブラック社長より退職勧奨合意金の提示を受けました。
「退職に応じるならば、書類サイン後、3日以内に合意金を支払う」と言うのです。
私はそれを受け取れさえすれば、退職に応じても良いとは思いましたが、即答するのは怖いと思い、考えさせてほしいと言って、その場を辞した足で労基署に相談に行きました。
で、相談員さんの第一声が、
「あ~、それ多分払わないですね」
だったので、そこで私ってやっぱりピュアなんだなぁと自分にガッカリしてしまいましたよ。
あの国の人のことを嫌というほど知っているはずなのに、彼らが「払う」といった言葉を危うく信じるところだったのです。
そこで、「合意金の支払いを確認してから、退職に応じる」旨を文書にし、ブラック弊社に送付しました。
それでも、果たして合意金が支払われるとは限りません。
支払われない可能性だってあります。
でも、何もしないと、私の辞め損になってしまうであろうことは明らかでした。
だから、行動を起こさざるを得なかったのです。
さて、合意金は支払われるのでしょうか。
まだわかりませんが、進展があればまたこちらで紹介しようと思います。
あとは、転職活動を頑張るしかない!
血を吐きそうな日々なのですが、何とか生きています!!
コネなし、金なし、若さなしのないない尽くしの私が今後どうなるのか。
それは私にすらわからないのですが、絶対に幸せになってやるぞ!とは思っています。
なるようにしかならないなら、なるようにする!
そう決めました。